ベトナムの経済成長を支えている大きな要因のひとつは、諸外国からの投資ですが、実は、世界で一番ベトナムに投資しているのは日本なのです。また、近年のベトナムと日本の関係は非常に密接です。
ベトナムは親日国でもあり、日本の文化や様々な日本製品、そして日本が世界に誇る漫画や、日本の食文化などは、多くのベトナム人に人気であり、とても高く評価されています。
それでは、簡単に両国の歴史、政治・経済での協力、そして文化交流などにおける関係性についてみていきます。
1. 歴史上の関係
ベトナムは古くから、そして長い間、中国やフランスなどに支配されてきました。第二次大戦の勃発を契機に、ごく短期間(1940年~1945年)、当時の日本軍がベトナムに進駐しました。
ところが、日本の敗戦によって、その短い支配は終わりました。
しかしその後、日本はベトナムと国交を回復し、戦後一貫して、ベトナムに対する経済支援などを拡大してきました。
双方の多大な努力により、ベトナムと日本の関係は非常に良好になりました.
2. 政治・経済での協力
政治面をみると、日越両国は毎年首脳会談を開催し、「信頼のパートナー、堅固な安定」という基本方針に沿って、両国友好関係を発展させています。
日本政府はまた、1990年代からのベトナムのドイモイ政策(政経分離政策)を理解し、ベトナムが世界貿易機関(TWO)へ加盟する際にも支援しました。
また、経済面では、日本はベトナムに大きな経済協力を果たしており、政府開発援助(ODA)の最大供与国でもあります。
このように、日越両国は政治・経済面で、極めて親密で深い信頼関係を構築しているといえるでしょう。
3. 日本製品や文化への信頼
- 市民の交通の足であるバイクなど、良質な日本製バイクがとても好まれています。
- 更に、定番なのが日本製の電気製品です。現地の人は日本製の電気製品に対する信頼感が高く、電気製品を買うなら日本製品というのが常識で、日本の技術に対する評価も非常に高いです。
- 日本の漫画・アニメ文化です。
- ベトナムでは、日本の「食文化」にも大きな関心があります。日本の食文化はベトナムの市民にも広く認知されており、日本食が好きだというベトナム人もどんどん増えています。
- ここ数年では、イオンが大型ショッピングモールを複数展開したり、高島屋が進出したりして、さらに多くの日系飲食店が開店し、日本食ブームが熱を帯びています。
現在、ベトナムには4万人を超える日本人が暮らしているといわれています。
政治経済や文化交流だけでなく、あらゆる人的交流も進み、日本に憧れて留学や技術研修を目指すベトナムの若者が増えている一方、親日国という国柄と豊かな自然環境、のびやかで勤勉で明るい国民性に惹かれて、ベトナムに出掛ける日本人も増加しています。
VIJAlinkは、ベトナムと日本の関係が発展することを楽しみにしています。
両国の経済成長に貢献したいです。